ぎっくり脇

 ヴェネチア旅行から帰り、レストランの仕事に復帰して1日目の朝、右脇腹に違和感を感じる。どこか変にひねったかな?と思っていたら夕方には咳をするのも深呼吸をするのも痛くてままならない。インフルエンザの回復期からずっとひどく咳き込んでいたので、肋骨にひびでも入ったのかと焦る。健康のありがたさを身にしみていた時期にまた故障。ショックが大きい。しかもこれ以上休んで職場に迷惑をかけることはできない。痛い部分をかばいつつ働き、休みの日を待って病院を探す。ところが同じ区内の整形外科に電話をするも、一般医にまず掛かって紹介状を持って来いと言う。仕方なくインフルエンザで掛かった一般医へ行き、脇の真横から前面にかけてが痛いと訴えるが、痛い部分そのものは診察されず、背中をマッサージのようにぎゅうぎゅう押され、どこが痛いかと聞かれる。軽く触れるだけでも痛みがあるくらいなのだから、うつ伏せで背中を押されれば診察ベッドに患部が押さえつけられ、そりゃぁどこを押されたって思わずうめいてしまうくらい痛い(涙)その後背中から注射を数本打たれ、様子を見ましょうと言われた。結局何が原因なのかさっぱりわからない。結局整形外科に紹介もしてくれず。
 最初の病院の診察にどうも納得できず、数日後プライベート(医療費を保険からではなく自分で払う)の日本人の先生に診てもらい、整形外科を紹介してもらいレントゲン検査。すでに痛くなってから1週間が経とうかという時期で、当初のような激しい痛みはなくなっていた。骨、肺ともに異常なし。とりあえず、異常がないのならゆっくり治るのを待とうと思っていた矢先に、仕事中に物を持ち上げた瞬間痛みが再発。この痛みはどこかで覚えがあるような…と考えて、ぎっくり腰に思い当たった。ぎっくり脇ってあるんだろうか。
 痛くなってから2週間と少し。今でもまだ痛みは残っているが、随分よくなった。仕事柄重いものを持つのはしょっちゅうだし、始終歩き回っているから、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら少しずつ回復している。このまま完全に治るのはいつになるのか。再発に注意しつつ、気長に待つしかないな…(ため息)