Mutter-Kind-Pass

 レストランの仕事を6週目で辞めた翌日、出血がすこしありました。驚き焦ったのですが、掛かっている婦人科はOsterの休暇中。先生はウィーンにいないし、病院が開くのは10日後。緊急時のためにと聞いてあった先生の携帯電話に恐る恐る連絡をすると、「妊娠初期にほんの少しの出血はよくあること、とりあえず落ち着くように」との指示。救急の病院にかかった方がよいか尋ねると、「とりあえず安静にして、出血が続くようならばもう一度連絡をしなさい」と言われました。「もし出血が続いたら、日本人の医師を通して何をすべきか伝えるから」とも言っていただきました。私のドイツ語では電話で複雑な話をするのは難しく、この言葉は本当にありがたかったです。その日からトイレと食事とシャワー以外は横になって3日ほど過ごしました。最初の出血の1週間後に再び少量の出血がありましたが、病院が開くのはまだ数日先…。その翌日に日本人の医師のところで健康診断を受けることになっていた夫が先生に事情を話したところ、その先生から婦人科の先生に連絡してもらえました。そのおかげで、病院が休暇後開く初日に予約無しで診察してもらえることに。(通常予約無しではまず診察してもらえません。病院が開いたらすぐに電話して予約をするにしても、休み明けはとても込み合っているし、いつ予約が取れるだろう…と心配していました。)
 不安な思いで数日を何とか過ごし、4月28日婦人科へ。1時間半ほど待って検診してもらえました。先生にも「不安だろうから話より先にとにかくすぐ診てみよう」と言われ診察台へ。「Super!」と先生に言ってもらえた時は、本当にほっとしました。
 この日にMutter-Kind-Pass(母子手帳)を頂きました。不安が大きかった分、感動もひとしお。無事でいてくれて、ありがとう!これからもこのまま元気に育って行ってね。