Badenで温泉プール

 もうすぐ私と夫の誕生日なのでどこかに行こう!ということで、ウィーンから青い市電に乗って1時間かけ、Badenという街に行ってきた。
 街中や公園を少し散策した後、Roemertherme Badenという温泉プールへ。驚いたことに、水着に着替える場所は男女共同。一応鍵のかかる個室がいくつかあるので、そこに入って着替えれば人目を避けることができるが、利用している人は少なくみんな堂々と外で着替えている。これで日本の温泉は恥ずかしいとか言うのだから、こちらの人の考えることは良くわからない。
 プールは室内に2つ。1つは私の身長(156cm)であごの深さくらいの温水プール。子どもやお年寄りがゆるーく泳いでいる。もう1つは本格的に泳ぐ大人用のプール。水温も低く、足がつかない深さ。こちらはとても空いていた。私はもちろん子ども用のプールで夫に泳ぎ方を直してもらったり、水中ウォーキングをしたり。室外には水温35度くらいかな?と思われる小さいプールがあった。ここは泳ぐためのものではなく、座ってゆっくり湯につかる感じ。硫黄の匂いがする。日本の温泉よりもずっとぬるいので、のぼせたりはしない。2時間で12€。運動不足の私たちにとっては、十分堪能できる時間だった。
 プールを後にし、ホイリゲへ。食事はイマイチだったが、ワインは美味しかった。今まで飲んだことのなかった品種も飲めたし。食事とワイン両方が美味しいホイリゲは本当に貴重だ。たいてい、どちらかがちょっと残念なことが多いように思う。白ワインを2本お土産に買って帰宅。プールが思いのほか楽しかったので、また行こう。