6-7. 3. 2010 Prag 2日目


 2日目はプラハ城観光。前日の荒れた天気が嘘のように快晴。

 両側を高い壁に挟まれた階段を上っていくと…

 プラハの美しい街並みが広がっている。



 こちらは旧王宮の広間。アーチ型の天井の梁が面白い。石造りで全体に華美な装飾がなく、素朴で絵本に出てくるお城のよう。私にとっては、シェーンブルンよりもこういう中世のお城の方が好みだ。

 城内にある聖ヴィート大聖堂は、概観も素晴らしいけれど、中のステンドグラスが本当に綺麗だった。こちらはアルフォンス・ミュシャのステンドグラス。

 最後に一番楽しみにしていた、黄金小路(当時お城に仕える従者などが住んでいたという小路)にあるNo.22のブルーの家。ここに1916年の11月から約半年間カフカが住んで、執筆していたという。頭をかがめて入り口をくぐると、カフカ関連の資料や書籍を扱うお店になっている。ここで執筆されたという田舎医者≫Ein Landarzt≪を購入。城≫Das Schloss≪もあわせて買った。原文で読める日は果たして来るのか?
 半日かけてプラハ城を観光したあと、近くのPiviniceと呼ばれるビアホールで昼食。

 もちろんビール。Pilsner Urquellという有名なチェコビールを注文。美味。

 手前は鴨の丸焼きにザワークラウト、奥に見える丸いパンのようなものはKnedlikyという小麦を練って茹でたもの。Knodelみたいなものだ。食事はウィーンのものとよく似ているが、旅先だとなぜか特に美味しく感じられるのは不思議。