コースターとシュシュ

 お腹が重くなってきた…。あと2週間とちょっとで正産期という時期に入るらしく、いよいよ「いつ生まれてもおかしくないね」と周りに言われるような時期になってきました。生まれたら、赤ちゃんのお世話で友人ともあまり会えなくなるだろうと、欲張っていろんな予定を入れていたのだけれど、そろそろ安静にした方がいいのかな…と自分でも思える体調になってきたので、これからは少し自重しようと思っています。
 それでも一日中家にいるのは退屈なもので、また編み物を再開。赤ちゃんのものはちょっとお休みして、今回はコースターとシュシュを編んでみました。

 ちょっと和風に見えるような色の組み合わせを選んだつもりだったのだけど、出来上がってみるとそうでもなかったり(汗)。

 お花の髪留めは、最初ブローチにするつもりで作ったのだけど、あまり出番がないかなと思って髪留めに変更。シュシュはこれからの季節用に、もこもこの毛糸で編みました。どれも初心者の私でも一つ1〜2時間でできてしまうので、作るのが楽しいのです。

 手袋ぐるみ

 ぬいぐるみを作りたいと思って、ネットを検索していたら、靴下や手袋で簡単に作れると紹介されていたので、早速やってみました。手袋は1個1ユーロ位のものを買ってきました。詳しい作り方は載っていなかったので、想像力を駆使してこんな感じかな、と試行錯誤しながら…

 指の部分を使って手足にするので、確かにふつうにパーツを作るよりも簡単!犬とウサギ(に見えるかな?)の出来上がりです。手触りもやわらかいので、赤ちゃんのおもちゃにいいかな。
 くつしたのぬいぐるみも挑戦してみたいのだけど、赤ちゃんが口に入れるかもと思うと、夫の穴の開いた靴下はちょっと抵抗があるので、また安い靴下をどこかで買って来ようかな。

 Hallstatt 2011.10.8-10

 2人だけでしばらくは旅行もできなくなるだろうということで、以前から行ってみたかったHallstattへ。前日までウィーンでは半袖の人も見られるほどの陽気だったというのに急に寒くなり、2人ともダウンにマフラーの重装備で出発しました。4時間かけてHallstatt駅に到着し、船着き場から小さな船に乗って街へ向かいます。晴れていたら、すごくいい景色のはず(涙)。それでも雨のHallstattも、情緒のあるたたずまいで、ウィーンとはまた違った雰囲気が楽しめました。坂の町なので、妊婦には少々きつかったですが。ロープウェイを登った先は雪景色でした。

 残念ながら、3日間とも寒さと雨で遊覧船観光もせずじまいだったけれど、傘をさして街中を散策しては休憩し、散策しては休憩し。高台にあるカトリック教会には納骨堂があり、数多の頭がい骨が納骨されていました。

 建物に沿ってぴたりと木が植えられている家が多く、窓の合間を縫って枝を張っているさまが、童話に出てくるおうちのよう。

 それでも大きいお腹を抱えて、出産前に2人で旅行できたのはとってもいい思い出になりました。湖で取れるお魚もおいしかった♪
 また赤ちゃんを連れて、夏の時期に訪れたいなぁ。
 

 帽子とマフラー

 棒針編みで、帽子とマフラーを作りました。

 動物の耳付きの帽子にしようと思っていたのだけど、何の動物にするか結構悩みました。結局クマに決めて、茶色の糸で編み編み。

 茶色一色だとずいぶん地味だったので、肉球を付けてみました。

 鉤針編みが下手なので、口や目鼻がいびつ…(汗)。ちょっと大きめなので、生まれてすぐにはかぶれないかもしれないけれど、作る過程が楽しかったので良しとします。

 子守唄

 いよいよ妊娠も後期に入ったので、少しずつ育児の本を読み始めました。そこで見かけたのが、赤ちゃんが生まれてから、お腹の中にいるときからお母さんが歌っていた歌に反応する、ということ。子守唄は妊娠中から歌ってるといいらしい。それで、最近はアン・サリーの「こころうた」というCDをずっと聞いていて、口ずさんでいます。

こころうた

こころうた

 お母さんの立場の歌詞の歌や、優しいメロディーの日本語の歌が多くて、赤ちゃん待ちの私にはしっくりくるのです。前から好きだったCDだけど、妊娠してから自然と聞く回数が増えていました。心なしか、私が歌っているときは胎動がいつもあるような…?生まれてからも歌ってあげたい曲がいっぱいです。

 ミトン

 妊娠8か月に入り、以前より動きにくくなったため、また家に引きこもって手作りを再開。今回は赤ちゃんのミトンを作ってみました。洗い替えできるように2種類。スタイとお揃いです。

 小さいのです。本当に。私の指2本くらいしか入らない。マッチ箱と比べるとこの通り。

 他にも作りたいものはいろいろあるのだけど、そこまで器用でもないので難易度の高いものは敷居が高くてなかなか手が出ません。型紙と作り方を眺めてイメトレして、なんとか私でもできそうかな、と思えたらやっと作り始めます。生まれるまであと2か月ちょっと。もう少しいろんなものにチャレンジできるといいなぁ。

 引越し完了

 8月末には引越しは終わっていたのだけれど、インターネットやら電気やらテレビの受信料やらの手続きがようやくすべて完了。落ち着いた生活が送れるようになりました。引越しの当日が珍しく暑い日だったこともあって、途中貧血を起こしたり、どんどんお腹が大きくなってきて動きにくくなった自分の体を持て余しつつあるのもあって、7か月のうちに引越しできてよかったなぁというのが感想。
 旧居は天井の高いAltbauだったのだけれど、新居はNeubauなので日本の賃貸とさして印象は変わりません。それでも、キッチンが広くなって冷蔵庫も大きく、浴槽もあるので、生活のしやすさは新居の方がいいはず!3年間を過ごした、「これぞウィーン!」という感じの優雅な旧居には名残惜しい気持ちが強いけれど、また赤ちゃんのやってくる新しい生活に備えて、居心地のいいおうちにしていけたらと思います。